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「側頭葉てんかん」における今までの治療の成功と失敗談

今回は薬と治療のお話です。
私のてんかんの原因は右側頭葉にあります。これは初診から変わらず、どこの病院に行っても脳波を検査するといわれます。以前の記事右側頭葉は心理的に影響をすると述べました。おさらいをすると、

1.右側頭葉から異常な電気信号が流れることによっててんかん発作が起きる。(筋肉の硬直/痺れ・意識の朦朧/発作による心理的変化)

2.右側頭葉は心理的に影響し、薬でてんかん発作を抑えることで心理的な異常(自分の場合はイライラや鬱症状)が起こる。

「最初の治療」
そこで、側頭葉てんかんに現時点で最も効くといわれている「テグレトール」という薬を最初に投与しました。この薬は副作用が強く、一日必要最低量200mgを投与したところ投与4日目に白血球が1500まで下がってしまいました。即時「テグレトール」の投与を中止し、「ヒダントール」という薬に変更しました。

「治療の迷走」
その頃から鬱病との闘いの日々です。2003年6月~2005年11月迄飲んでいました。「ヒダントール」はとてもてんかん発作にはよく効いていて、服用中は殆どてんかんの発作はありませんでした。その代償として「鬱状態」に陥ってしまったのです。その間はずうっと家で寝ていて「死にたい、死にたい」と毎日思っていました。「パキシル」という抗鬱剤の投与から始まり、

アモキサントレドミンデパケンデパスセロクエルセルシンドグマチール、、、etc.

数え切れないくらい服用しました。

1.初めの間違いは「ヒダントール」です。医師に知識が無かったのか、「ヒダントール」の副作用として、「側頭葉」てんかんの患者が抗てんかん薬の「ヒダントール」を服用すると心理的に異常をきたす事があるんです。

2.次に「パキシル」を服用したことです。この薬は鬱病には大変有効らしいのですが、「てんかん」患者に投与するとてんかん発作を誘発するのです。

3.この様な間違った薬を服用したことによって治療が袋小路に入ってしまい、「てんかん」の治療からいつの間にか「鬱病」の治療に変わってしまったのです。

様々な医師巡りをしましたが、自分も鬱病であるということが頭にあったため、医師も皆「てんかん」は治っており、「鬱」の治療に主眼をおいてしまったのです。

そして2005年11月、医師が処方していた薬を処方量通りに服用していたにもかかわらず、次第に会話がかみ合わなくなり、尿も出なくなり、足元も千鳥足になってきました。最後には頭から倒れてしまい、そのまま近くの大学病院に運ばれました。当時のことは今でもあまり記憶にありません。

「治療の迷走からの脱出」
そこで、たまたま外来で出会った今の大学教授が、「あなたは鬱病ではありません。すぐに入院をしましょう。」と仰り、入院をすることになりました。まず、入院後1週間は薬を全て抜き、「素」の状態にしていただきました。もう、気が狂っていました。その後次第に落ち着き始めると、今度は「てんかん発作」が出てきました。そうなんです。病気は鬱ではなく、「てんかん」なんです。「てんかん」の一症状として/薬によって「てんかん」を抑えたことによって「鬱症状」が現れていたのです。それからは「テグレトール」をどの量まで体が受け付けるのかを注意深く検査をしながら治療を始めました。

結果として、1日150mgが限界でした。1日150mgだとまだ発作が起きるので、その他の薬で補うことにしました。リボトリールです。まず、これで発作は治まりました。

退院後、外来で治療を続けていましたが、鬱症状は軽くはなったもののやはり鬱症状は続きました。教授の勧めで「一日の生活表」をつけてみることにしました。その結果、「睡眠」が殆ど取れていなく、取れたとしても一日のうち、バラバラの時間にとっていることが分かりました。また、寝ていても「悪夢」ばかり見ていることが分かりました。

そこで睡眠薬の導入です。最初はマイスリーから初め、効き目がないとサイレースとベンザリンを服用し始めました。その結果、不思議と気分は落ち着き始め、散歩ができるようになりました。散歩をするとまた気分が落ち着き、治療が一気に進みました。

「現状」
今でも週に1~2日は気分が落ち込むことはあります。しかし、多くの場合は薬を服用しなくても大丈夫です。ダメな場合はレキソタンという抗不安剤を2.5mg程服用します。すると殆どの場合は治まります。

やっと、やっと、長い暗いトンネルの出口が見えてきました。すばらしい教授に出会えたのも、様々な病院に通った結果だし、今までの時間は決して無駄だったと思ったことは一時もありません。

乱筆ですが、この記事を読んでいただくことによっててんかんと闘っている方の参考になれば大変嬉しいです。

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03.てんかん」カテゴリの記事

コメント

ともさんへ

はじめまして!ブログに遊びに来ていただきありがとうございます。
鬱症状に関しては、その様な場合があるとの事なので、ともさんが鬱症状が無ければ、特に心配をする必要はないようですよ☆

最近、ブログの更新が滞っていますが、また是非遊びに来てくださいね☆

けいすけ

投稿: けいすけ | 2008年1月 6日 (日) 20:12

はじめまして 私も 10年前てんかんと診断され。精神科にかよってます。ヒダントールの薬飲んでます。
おかげさまで この5年ぐらい 発作はおきてません。 薬の 事はよくわからず、この薬をのんでましたが、鬱症状の文字が心配になりました。 先生に相談してみます、ありがとうございました

投稿: とも | 2008年1月 6日 (日) 14:22

イチローファンさん

はじめまして☆コメントをありがとうございます。お互いに事故には気を付けたいですね。
最近は午前中だけ出勤をしているのですが、テグレトールを増量してからフラフラしているんですよー。

糖尿病の患者さんと同じく、気長にどっしりと構えて、病気と付き合っていくしかないかなーと思っています。

お互いに頑張りましょうね!

投稿: けいすけ | 2006年11月 6日 (月) 15:26

はじめまして。私も側頭葉てんかん患者です。現在、テグレトール等の薬を飲んでいます。けいすけさんのつらい気持ちがよくわかります。意識消失により車の交通事故を2回もやってしまいました。当然、免許取り上げです。私自身は今が一番つらい時期かもしれません。これからもお互いにがんばりましょう。

投稿: イチローファン | 2006年11月 6日 (月) 13:49

てんかん検索したら出てきたので読ませていただきました。私も右脳を2回手術してます。テグレは合わなかった。左利きなので左を切ったんですけど。発作は起きるけど一人暮らしで暮らしてます。

投稿: あん | 2006年10月21日 (土) 03:04

僕のブログにコメントいただいたのに、
なぜか通知が来なくて気づかず、
申し訳ありませんでした。

TBありがとうございました!
けいすけさんのブログは
お医者さんの説明より詳しく
参考になりました。
本当にありがとうございます。

投稿: polaris_no1 | 2006年7月27日 (木) 01:22

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